ケミカル
熱膨張性黒鉛 TEG(CAS No.12777-87-6)
エア・ウォーター・パフォーマンスケミカル(株)では、熱膨張性黒鉛を取りそろえております。
熱膨張性黒鉛TEGとは?
「TEG(Thermally Expandable Graphite)」は、天然の鱗片状黒鉛に特許技術を用いて層間化合物処理を施し、熱による膨張特性を与えたエア・ウォーター独自の熱膨張性黒鉛です。
国内OnlyOneメーカーとして30年の実績で培った操業ノウハウで、厳格な品質管理と各種物性の長期安定性を維持した製品です。
詳細は各社ホームページをご覧ください。
製品詳細
製品名 | CAS No.(CAS番号) |
熱膨張性黒鉛 TEG | 12777-87-6 |
熱膨張性黒鉛TEGの原理
膨張は一般的には加熱温度が200℃付近から起こり、
温度が高くなるほど顕著な膨張を発現させることができます。
加熱により層間に挿入された硫酸などの層間物が分解されガス化。
ガス化の圧力によって、それぞれの層が六角板状結晶の垂直方向に膨張。
膨張は一般的には加熱温度が200℃付近から起こり、温度が高くなるほど顕著な膨張を発現させることができます。


熱膨張性黒鉛TEGの特長

標準品の膨張開始温度は200℃~220℃で加熱すると200倍程度に膨張します。
260℃まで高めたグレードもそろえており、成形温度が高い分野にも使用できます。

膨張したTEGはバインダーを使用せず、容易に圧縮成形できます。

ゴム・樹脂などの可燃性物質にTEGを混合することで難燃剤として使用できます。
また、リン酸エステルなどのノンハロゲン難燃剤と併用が可能です。

ノンハロゲン系であるため、燃焼時に塩素ガスなどの有害ガスが発生しません。

環境エコ製法で行っているため、SDGsの観点からも環境に優れている製品です。
熱膨張性黒鉛TEGの特性



熱膨張性黒鉛TEGの用途
利用分野
シール部材
用途
ガスケット(自動車エンジン部)
パッキン (化学プラント用パイプ)
建築用部材(給排水パイプ、窓サッシなどの防火区画部)
利用分野
難燃剤
用途
①各種ゴム、樹脂
(例)ブチルゴム、クロロプレンゴム、ウレタン
②末端用途
(例)
建築材料(給排水パイプ、窓サッシ、ドアなどの防火区画部)
鉄道車両の各種部材(天井、床、扉)
航空機の座席シート
電線ケーブル
利用分野
放熱材料
用途
放熱シート(スマホや電子機器など、熱が発生する部位)
熱膨張性黒鉛TEGの製品ラインナップ
エア・ウォーター・パフォーマンスケミカル(株)はお求めの用途に応じて、さまざまなグレードをそろえております。
製品グレード | 標準品 | 特殊品 | |||
超低灰分 | 中灰分 | 高灰分 | 中和処理品 | 高温膨張品 | |
SS-3LA | SS-3 | CA-60 | SS-3N | MZ-260 | |
推奨用途例 | シール材 | シール材 | 難燃剤 | 難燃剤 | 難燃剤 |
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